一億円お年玉キャンペーンのモヤモヤ
- 2019.01.10
- 雑記

家入さんが以下のようなツイートをしていたので、自分なりの考えを書いてみます。
一億円お年玉キャンペーンとは?
昨年から何かと話題となっているZOZOの前澤社長がツイッターで始めた100名に現金100万円をプレゼントするキャンペーン。
ツイッターでは大いに盛り上がり、リツイート(RT)数は500万を超え、世界記録を更新したとか。
#月に行くならお年玉 で検索すれば、実際に当選した人、便乗詐欺をやろうとしている人、明らかに便乗詐欺に騙されている人、謎な批判を繰り広げている人などが出てきます。
支倉常明は、モヤモヤしたか?
このキャンペーンをみて、そこそこ違和感はあり、参加はしませんでした。その違和感が「モヤモヤ」という表現なら感じました。思ったことを気軽にツイートしようかと思いましたが、長くなりそうだったので、以下に言語化してみます。
違和感を感じたのは3つ
プレゼントキャンペーンという手法
インターネット普及以前は、テレビでも雑誌でも、懸賞キャンペーンはたくさんありました。子どもから大人まで、みんなせっせとハガキ書いて送ってました。いま思えば、郵便局の売り上げにかなり貢献してたのでは?と思います。
その後インターネットが普及し、
- エントリーが圧倒的に気軽になった反面、キャンペーン主催側が欲しい個人情報がとりにくくなった
- 個人情報保護法が成立・施行して、個人情報を自由に使いづらくなった
- 単純に景気が低迷してバラマキをする企業が減った
などの理由で、かなり減った気がします。
そんな状況の中で、最近プレゼントキャンペーンとして目にするものは、
- YouTuberの話題作り・ファン獲得
- Twitter上の情報商材屋
- あきらかな詐欺師
が主です。
そんなところで、知名度のある前澤さんが100万円×100名=1億円というインパクトのある数字でドカンとプレゼントキャンペーンを立ち上げたので、第一印象は「それをやっちゃうんだ」という「驚き」と「違和感=モヤモヤ」でした。
狙い通りの盛り上がり・便乗企画の続出・騙される人々
前澤さんが狙ったであろうとおり、また想像に難くなく、話題になりました。
さすがに、RT数が世界記録更新となるとは思いませんでしたが。
ここにリンクはしませんが、丸パクリした偽アカウント、便乗して同じような企画を立ち上げる人なども続出。
もちろん、本物の企画もあると思いますが、明らかな前澤さんの偽者、有名YouTuberの偽者に引っかかっている人も多数見受けられました。
前述の「え?このご時世に、プレゼントキャンペーン?」という違和感を感じたとしても、前澤さんという知名度がある方の「公式マーク」付きのアカウントの企画に反応するのは別に良いと思うのですが…
平成も終わろうとしている今、これだけインターネットが普及して、こんなにも騙される人がいるんだ、世間のネットリテラシーってこんなものなのか、というのがある程度予測はできつつも、モヤモヤした2点目。
前澤さんを責める気はまったくないですが、結果として、詐欺師を活性化させ、そこに騙される人が増えてしまったというのは事実かと思います。
これが良いお金の使い方なのか?
いろいと考えていくと「これが良いお金の使い方なのか?」というのが最後のモヤモヤです。
前澤さん個人のプロモーションとしては大成功だし、結果として経済も回している、何も違法なことはしていません。
どんな物事にも正の側面と負の側面があるので、裏で詐欺師がはびこるのも、モヤっとしつつも、ある意味しょうがないです。
もちろん、前澤さん個人のお金をどう使おうが勝手なので「寄付しろ」とか「ZOZOの給与上げろ」とか言う気は1ミリもありません。むしろ、前澤さんがNPOなどに多額の寄付をしていること、ZOZOの先進的な働き方を採用していることも理解しているので、純粋にカッコいいし見習いたいと思っています。
けれども・・・
「これが良いお金の使い方なのか?」
と問われると、YesともNoとも言えません。
美術品を買うのも月に行くのも肯定的なんですが、今回は、負の側面が見えすぎるからモヤっとするのですかね。
けっきょくモヤっとしたままで…
ちょっと、締まりの悪い記事ですが、公開してしまいます。
ぜひ、みなさんの意見も聞かせてくださいー
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